サスケの行動は、一貫して「復讐」と「理想」を追求した結果であり、その過程で、彼に関わる多くの人物（仲間、師、兄、里）が築いた信頼や絆を裏切る形となりました。
木の葉崩し後（終末の谷）
裏切り内容：木の葉隠れの里を抜けた（抜け忍）。
ナルト、サクラ、カカシら仲間との絆を断ち切り、里への復讐を果たすための力を得るため、大蛇丸のもとへ走った。
解釈：里と仲間（第七班）への最大の裏切り。
火影の教えや仲間との約束を捨て、里の忍としての使命を放棄した。
大蛇丸の隠れ里時代
裏切り内容：大蛇丸を裏切り、殺害した。
大蛇丸の体と力を利用し尽くしたと判断し、自身の目的（イタチへの復讐）のために、師である大蛇丸を抹殺した。
解釈：師（大蛇丸）への裏切り。
大蛇丸の目的（サスケの肉体への転生）を阻止し、利用する関係を一方的に打ち切った。
イタチとの決戦後
裏切り内容：兄うちはイタチの真意を否定し、里への復讐を誓う。
イタチが里のために一族を犠牲にした事実を知り、兄の意志（里の平和）を裏切って里への憎しみを燃やした。
解釈：兄（イタチ）の意志への裏切り。
イタチが命を懸けて守ろうとした「木の葉隠れの里」を破壊しようと決意した。
五影会談時
裏切り内容：五影会談を襲撃し、雷影や火影候補（ダンゾウ）と敵対。
木の葉の上層部を標的にテロ行為を働き、里の威信を失墜させた。
解釈：国際的な秩序と里の平和への裏切り。
木の葉の忍でありながら、他の里の長を襲撃する行為は、里にとって許されない大罪となった。
ダンゾウ殺害後
裏切り内容：暁に協力し、尾獣の捕獲に参加。
一時的に里の宿敵である暁のメンバーとして活動した。
解釈：里の敵対組織への加担。
木の葉の理念と正反対の行動をとり、里に敵対する勢力を利した。
第四次忍界大戦終盤
裏切り内容：「革命」を掲げ、五影と尾獣たちを拘束。
平和が訪れた後、従来の「忍のシステム」自体を悪とみなし、自分一人で世界を統治しようと試みた。
解釈：連合国と世界の忍への裏切り。
仲間や五影と協力してカグヤを倒した後、手のひらを返してその協力関係を破棄し、独裁を目指した。
終末の谷（二度目）
裏切り内容：ナルトとの対立。
世界に平和をもたらすという共通の目的を持ちながら、その手段をめぐってナルトと対立し、互いの命を懸けた戦いを行った。
解釈：親友（ナルト）との絆と和解の意志への裏切り。
共に戦った終盤の絆を再び断ち切り、最後の最後まで自らの独善的な思想を貫こうとした。
